枡酒

究極の食中酒!「伯楽星」

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お米の生産量も多い宮城県には、全国的にも有名な日本酒がいくつかあります。そのひとつが「伯楽星(はくらくせい)」です。

伯楽星の魅力や味の特徴、蔵元などについて詳しく紹介していきます。

伯楽星の特徴や味は?

伯楽星は2002年に誕生した日本酒ブランドです。伯楽星の蔵元は「新澤(にいざわ)醸造店」です。

伯楽星の特徴

伯楽性の蔵元杜氏である新澤巖夫さんは、大学在学中、20歳の若さで史上最年少の利き酒選手権で優勝するほどの才能の持ち主でした。

若き杜氏が究極の食中酒を造りたいという思いから誕生したのが、伯楽星です。伯楽星は、出荷される時期や季節を吟味して、開封したときに最もおいしく味わえるように作られています。

インパクトが強すぎないからこそ、さまざまな料理との相性が抜群で飽きがこないのが伯楽星の特徴でしょう。

伯楽星の味

伯楽星ブランドにはいくつかの種類があります。「伯楽星純米吟醸」は、なめらかな口当たりとすっきりとした繊細な味わいが感じられるのが特徴です。

魚介類全般にもよく合いますし、燻製やチーズ、生ハムといった洋風の食べ物との相性も良いのです。

「伯楽星純米大吟醸」は、限定醸造酒であり、日本航空国際線のファーストクラスで提供されています。こちらも魚介類だけでなく、スープやチーズといったさまざまな料理に合います。

「伯楽星純米大吟醸特A地区東条秋津産山田錦29%」は伯楽星の最高ランクに位置付けられている種類です。

秋津地区の山田錦だけを使用し、果実のような上品な香り、柔らかくふくよかな甘味が味の特徴です。食事と一緒に合わせて飲んでもいいですし、食前酒としてもおすすめです。

伯楽星の蔵元は?

伯楽星を作った新澤醸造店は宮城県大崎市で1873年に創業された老舗の酒屋です。

有名人も愛飲

音楽の教科書にも掲載されている有名な歌である「荒城の月」の作詞者といえば土井晩翠です。その土井晩翠も新澤醸造店のお酒をこよなく愛していたと言われています。

徹底した管理体制

新澤醸造店は老舗の造り酒屋ですが、2011年に起こった東日本大震災にて歴史ある酒蔵が大菜打撃を受けて、取り壊すことになってしまいました。

世の中は被災した東北地方を応援しようとするムードが高まり、東北産の日本酒需要も高まったのですが、需要に供給が追い付いていないメーカーが多かったのです。

そのような中で新澤醸造店は品切れを起こさず、出荷を続けるという偉業を成し遂げたのです。さらには、大型冷蔵庫や最新鋭の精米機といった設備を積極的に取り入れて、徹底した品質と出荷管理を行えるように体制を整えました。

伯楽星はこんな人におすすめ

伯楽星は飲みやすい日本酒ですが、どのような人に特におすすめなのか解説していきたいと思います。

日本酒の辛みが苦手な人に

日本酒がブームになっていますが、特に女性で日本酒を苦手とする人は少なくありません。日本酒の種類によっては独特の辛みがあり、それを好まない人もいます。

伯楽性は辛みが少なく飲みやすい味わいとなっていますので、日本酒が苦手な人や女性にもおすすめです。

特に食前酒としても飲める「伯楽星純米大吟醸特A地区東条秋津産山田錦29%」は、フルーティーな味わいでワインを飲んでいるかのような味わいですので、女性で飲みやすいと思います。

食事もお酒の楽しみたい方

伯楽星は究極の食中酒と呼ばれているほど、食事の味を引き立てくれます。お酒が好きな人は食事やおつまみよりもお酒の味をメインで楽しむこともできるでしょう。

伯楽星は和食だけでなく洋食にもよく合いますので、いろいろな料理に合わせてその味を楽しむことができます。食事とお酒の両方の味を楽しみたい人には是非一度試してほしい日本酒だと言えるでしょう。

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