せり

冬の宮城グルメといったら「せり鍋」

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最近仙台名物の一つとして注目されるようになった料理が「せり鍋」です。せりといえば、七草のひとつとして知られていますが、鍋にして食べることでその美味しさの虜となる人が少なくありません。

そこでせり鍋とはどのような料理なのか、美味しいせり鍋が食べられるお店について紹介していきます。

せり鍋ってどんな料理?

せり鍋とはどのような料理なのか、詳しく解説していきます。

宮城県はせりの生産量1位

冬から春先にかけて旬を迎えるせりは、宮城県が全国でその生産量1位を誇っています。宮城県内でも特に名取市はせりの生産が盛んで、名取市の特産野菜としても知られているほどです。

せりには食物繊維やビタミンCといった栄養が豊富で、そのせりを丸ごと食べられるのがせり鍋なのです。

せり鍋の魅力

せり鍋の出汁は鍋を提供しているお店によって多少違いはありますが、カツオや昆布で出汁を取り、しょうゆや酒、みりんといったあっさりとした味付けで食べることがほとんどです。

具材は鶏肉、ネギ、ごぼう、鴨肉がメインで、昆布やかつおなどから出る出汁の旨味と鶏肉、野菜から出る出汁が調和して何杯でも食べられるほどの美味しさです。

鍋の〆もお店によって違いがあり、ご飯やうどんなどが選べますが、せり鍋との相性がいいのがそばです。

そばは低糖質でヘルシーですので女性からのウケもよく、美容や健康を気に掛ける女性には、特に魅力的な鍋だと言えるでしょう。

せり鍋と地酒が一緒に味わえるおすすめのお店(仙台市編)

仙台の新名物として定着しつつあるせり鍋と、地酒の両方を楽しめるお店がいくつかあります。仙台市内のおすすめのお店について紹介していきたいと思います。

伊達のいろり焼き 蔵の庄

仙台駅から徒歩3分という抜群の立地にある料理屋です。看板料理はいろり焼きであり、他にも仙台味噌仕立てもつ煮や、卵焼きなども有名です。

宮城県の特産品をいろりで焼いて出してくれるだけでなく、美味しいせり鍋もいただけます。醤油ベースのスープに鶏肉や野菜の具材を入れて、仕上げにせりをたっぷりと入れます。宮城県の郷土料理がメインですので、地酒の種類も充実しています。

いな穂

せり鍋発祥の店だと言われている郷土料理店です。せり鍋は10月から4月のみ提供されていますので、訪問されるときはメニューにあるかどうかをチェックしてから来店することをおすすめします。

いな穂ではせり鍋ではなくせりをしゃぶしゃぶで食べる「せりしゃぶ」が食べられます。さっぱりとした出汁で頂くせりは絶品です。

宮城県の地酒をはじめ日本酒の種類が豊富に取り揃えられていますので、せり鍋に合う日本酒を紹介してもらいましょう。

せり鍋と地酒が一緒に味わえるおすすめのお店(仙台市以外編)

仙台市だけでなく宮城県内でも美味しいせり鍋を提供してくれるお店がいくつかあります。おすすめをいくつか紹介していきたいと思います。

漁亭浜や

宮城県内で最も有名なせりの産地といえば名取市です。名取市にある魚亭浜は、名取市内で一番初めにせり鍋をはじめたと言われています。

魚亭浜やのせり鍋は、味付けをできるだけシンプルにしてせりの美味しさを味わえるように作られています。

宮寒梅や伯楽星といった宮城県の地酒も多数そろえてあります。

焔蔵

たっぷりと脂ののった最上級の鴨と名取市産のせりを使った鍋が味わえます。

出汁の味がしっかりと出ているので、しゃぶしゃぶのようにさっとせりをくぐらせるだけでせりの風味が口いっぱいに広がります。

このお店ではせり鍋だけでなく、せり鴨鍋なども提供していますので鍋以外の調理法でせりを食べてみたい人は挑戦してみるといいでしょう。

せり鍋と相性抜群の地酒も充実していますので、鍋と一緒に頼んでみましょう。

その他の宮城グルメはこちら → 仙台といったらコレ!「仙台牛タン焼き」